がんと食事栄養⑦~糖質制限でがんに勝つ!~




7.    高ケトン×高濃度ビタミンC点滴の相乗効果

 

ブドウ糖とビタミンCの構造は、非常に酷似しています。

化学式はどちらも、CとHとOだけで構成されていて、Hの数がわずかに違うだけです。

実際、高濃度ビタミンC点滴の途中に血糖値を測定すると数値は600以上を指す「high」と表示され、点滴後も数時間、見かけ上の高血糖が持続します。測定器にも見分けがつかないほど似ているのです

 

がん細胞は、ビタミンCが投与された時、ビタミンC「ブドウ糖と間違えて」正常細胞よりも多く細胞内に取り込んでしまいます。

日ごろケトン食で、大好きなブドウ糖に全くありつけていないがん細胞は特に、大喜びで細胞内に取り入れることでしょう。

この時、増殖意欲の強いがん細胞ほど、ブドウ糖を多くとりこむといわれているので、悪性度の高いがん細胞ほど、ビタミンCを多くとりこんでしまうことが容易に想像されます。

 

ビタミンCといっても、ブドウ糖と思って取りこんだそれは「超高濃度」。

がん細胞の中は、大いなる酸化ストレスにさらされてしまいます。

 

ここで、一つ、知ってほしい知識があります。

 

がん細胞は(ほぼ)ブドウ糖しかエネルギーにできないという特徴以外にも、もう一つ重大な特徴があるのです。

それはカタラーゼ活性が低い」ことです。

 

カタラーゼとは、有害な酸化物質「ヒドロキシラジカル」を中和し無害にする酵素です。

 

ビタミンCは細胞の中に取り込まれるとヒドロキシラジカル(酸化作用が一番強い活性酸素)に変化しますが

 

正常細胞はカタラーゼ活性が高いので酵素の働きによりヒドロキシラジカルを中和することができるため無害です

 

一方がん細胞ではカタラーゼ活性が低いために、ヒドロキシラジカルを中和できず、その強力な酸化作用により

大きなダメージを受けます。

 

(思い出してください、酸化とは、電子を無理やり奪って不安定にし、細胞の働きを悪くしてしまう反応です。)

 

唯一と言っても過言ではない栄養源であるブドウ糖の供給を断たれたうえに、

さらに高濃度ビタミンCで強力なダメージを受けたがん細胞は窮地に陥ると考えられます。

 

正常細胞には無害でがん細胞にのみ選択的に大きなダメージを与える高濃度ビタミンC点滴は、ほとんど副作用はないために、

ケトン食や糖質制限との相乗効果で、がん治療に大きく進展をもたらす可能性が大いに期待される、非常に画期的な治療としてとても注目されています。

※点滴終了後、倦怠感や低血糖に似た症状を感じることがあります。
唯一の弱点は「保険診療が認められていない」自由診療であることです。

患者負担は例外なく高額になります。

50gの高濃度ビタミンC点滴を一回行うのに約2万円の費用がかかり(クリニックによって違います)

標準的にはこれを週に2回行うことが多いため、これを1か月行うと約30万かかることになります。

経過を見ながら長期的に行っていく治療であるので、家計の負担は大きくなることは否めません。

 

血中濃度について

 

高濃度ビタミンC点滴学会では、抗腫瘍効果を得るためのビタミンC血中濃度は350mg/dl以上(3500μg/dl)がベストといわれています。

 

ビタミンC62.5gで70%くらいは治療域に入ると、知り合いの先生が言われていました。

 

血中濃度を見ながら投与量を調整される先生もいらっしゃるし(~100g!!)

 

絶食をして点滴に臨み、最大限ケトン体を出している状態で点滴すればそんなに高濃度のビタミンCは必要ではないと、血中濃度の測定はされない先生もいらっしゃるし、様々です。

 

超超高濃度の1回より超高濃度の頻回点滴のほうが良いといわれている先生もいます。

 

この辺は、先生方もまだ手探りで研究をされているところです。体への負担や、費用面と相談も必要かと思いますので、よく相談しながらしていくことをお勧めします。

 

温度管理について

 

高濃度ビタミンC点滴は、温度管理が非常に重要になります。保存状態でビタミンCが還元型から酸化型に変化してしまい、効果が減ってしまうので、

温度管理の重要性までしっかり管理されている先生のもとで治療してもらえるととても安心だと思います。

 

 

プラス水素吸入

 

高濃度ビタミンC点滴中に、水素吸入をすると、より抗腫瘍効果が高まるといわれている先生もいます。

 

スイソニアなどが有名です。点滴中というのが、少しハードルが高い気がします。

 

 

高濃度ビタミンC点滴の効果は、懐疑的なドクターのほうが多数派だと思います。

糖質制限やケトン食と合わせて指導、治療してくれる先生となるとさらに門が狭くなりますが、全国でケトン食+高濃度ビタミンC点滴をされている仲間からは良い報告がどんどん増えてきています。

抗がん剤と比較すると副作用は全然問題にならないほど少なく、抗がん剤が正常細胞もダメージをもたらすのに対して高濃度ビタミンC点滴は選択的にがん細胞の抗酸化システムを叩いてくれるので、私は挑戦してみるべきだと思っています。

 

症例数が増え、研究が進み、保険適応になることを心から願います。

 

 

がんと食事栄養療法

目次

1.がんはどうしてできるのか

 

がんと食事栄養療法①~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.28
 

2.がんが効率よく育つ条件

 

がんと食事栄養②~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.28
 

3.糖質制限でがんを選択的に攻撃できる

 

がんと食事栄養療法③~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.28
 

4.免疫栄養ケトン食について

 

がんと食事栄養療法④~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.28
 

5.高ケトン下でのがん治療のいろいろな考え方について

 

がんと食事栄養療法⑤~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.28
 

6.ミトコンドリア新生・活発化治療について

 

がんと食事栄養⑥~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.28
 

7. 高濃度ビタミンC点滴とケトン食の相乗効果について

がんと食事栄養⑦~糖質制限でがんに勝つ!~

2017.05.29
 

 



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