たんぱく質の消化・吸収と代謝

今日は、たんぱく質の消化、吸収と代謝についてしっかり理解しましょう。

まずは、消化から。食べたたんぱく質は、口から胃に運ばれますね。よく噛んだら食べ過ぎはへります。良く噛みましょう!

たんぱく質は、まずペプシンという消化酵素の働きで、「ペプトン」になります。

ペプトンは、から十二指腸へ運ばれます。

そして、膵臓から分泌されるトリプシンという消化酵素により、ペプトンは「ポリペプチド」になります。

ポリペプチドは、十二指腸から小腸に運ばれます。

ポリペプチドは、そこで、腸から分泌されるペプチターゼの働きで、「アミノ酸」になります。

たんぱく質からアミノ酸になるまでが「消化」のプロセスになります。

ここから、「吸収」です。

アミノ酸は、小腸の絨毛にある、毛細血管から吸収されて肝臓に送られます。

ここから、肝臓で「代謝」されることになります。

アミノ酸はたんぱく質の最小単位で、これ以上は小さくなりません。

アミノ酸がたくさんくっついて、ペプチドとなり…

ペプチドがくっついて、たんぱく質となることを覚えていてくださいね。

アミノ酸は、肝臓にある「アミノ酸プール」に一旦あつめられます。

そこから血流に乗って、各細胞へ行きます。細胞ではアミノ酸を原料にたんぱく質を合成します。

古いたんぱく質は、また肝臓へ戻されて、そのたんぱく質を肝臓がまた、アミノ酸に分解しリサイクルします。

合成されるアミノ酸の量は、人によって違います。

合成されるアミノ酸と、分解されるアミノ酸は同じ量と決まっています。

細胞では、細胞膜を介して、アミノ酸を取り込んだり、たんぱく質を外にだしたりしています。

細胞膜には「選択的透過性」「アミノ酸輸送システム」があり、ここにトラブルがあると、小腸や腎臓でアミノ酸吸収障害が起きてしまいます。

アミノ酸の吸収には細胞膜が大きく関わってるのですね。

だから、アミノ酸をきちんと吸収するためには、

細胞膜の質」がよい事ということが重要なのです。

そして、アミノ酸輸送システムはたんぱく質を介している為、構成要素となる「良質なたんぱく質」が必要という訳です。

つまり

◉必須脂肪酸 (特にオメガ3系脂肪酸)

◉必須アミノ酸(食事から摂らないと身体では作れないアミノ酸)

が大事なんだと思います。

 

たんぱく質の質、として重要なのはAGEsです。高温で調理したたんぱく質は、AGEsが多く、活性酸素を過剰に生じやすいです。

もちろん、高血糖も一番AGEsを生じる原因になりますから、高血糖で活性酸素がダブルで生じている方は、細胞膜の「質」が過酸化されて悪くなりますよね。

たんぱく質の代謝も悪いと思いますよ。

全てのアミノ酸は、アミノ酸プールに溜まるといいましたね。たんぱく質の代謝は、このプールに、20種類のアミノ酸がバランスよく含まれていることが一番、大事です。

特に食事からしか取れない必須アミノ酸ですね。

アミノ酸プールに集まったアミノ酸ですが、その人によって、その使われ道が違うのはわかりますか?

例えば、インスリン。

インスリンはペプチド、つまりアミノ酸から出来てます。これが大量に必要な方…つまり、インスリン抵抗性がある方とか、アミノ酸プールにあるアミノ酸を無駄に減らしてしまう事がわかりますね。

糖質オフでインスリンが必要ない私達は、美しい髪や美しい肌に回す余裕がでてきます。

ストレスが多い方もいますね。ストレスに代謝するホルモンもアミノ酸がたくさん必要。

これも、たんぱく質の無駄使いですね。

無駄遣いをいかに控え、アミノ酸プールに如何に沢山の種類のアミノ酸を蓄えるか。

これが重要なんですね。

では余ったアミノ酸はどうなると思いますか。

プールから溢れる余分なアミノ酸は、肝臓でアンモニアとなり→尿素へ変換されます。

そして腎臓に運ばれ…尿として排泄されます。

 

尿素、つまりBUNの採血結果でたんぱく質の代謝がわかるというのはそういうこと。

BUNが高い場合、たんぱく質摂り過ぎ。

BUNが低い場合、たんぱく質不足。

BUNは15〜20が理想的です。自分の採血結果をチェックしてくださいね。

BUN以外にも、γGTPやALP、TCからもたんぱく質不足はわかります。参考にしてください。

アミノ酸の代謝の特徴まとめ。

アミノ酸は脂肪のように、体内に無限に蓄積出来ません。摂り過ぎたアミノ酸は分解・排泄されます。

たんぱく質の摂り過ぎは腎臓に負担がかかるとよくいいますが、たんぱく質の代謝の仕組みがわかると、腎臓の前にまず肝臓じゃなぁい?ということが理解出来てきます。

糖質の摂り過ぎで肝臓を脂肪だらけにしたり、アルコールの摂り過ぎで解毒に忙殺させることになったり、肝臓に余計な仕事を増やして機能を低下させるような生活習慣は改めましょう。

万一、たんぱく質の摂り過ぎが腎臓に負担をかけると仮定しても…

腎臓って毛細血管のかたまりなんですよ。

毛細血管を傷つける一番の原因は、たんぱく質の摂り過ぎじゃなくて高血糖です!

つまり、糖質の摂り過ぎです!

たんぱく質の消化、吸収、代謝だけでも、さまざまな臓器や、さまざまな酵素などのチームプレイである事がよくわかりますね。

 

【教訓】

①糖質オフ

②質の良い脂質

③質の良いたんぱく質

④抗酸化

 

なんだ、これって、結局、「正しい糖質制限」なんですね。

GAGAでした!

 

 

メルマガ登録しませんか?

Mrs.GAGAの情報を欲しいと想って頂いている方に、Mrs.GAGAのメルマガお届けします!
出来れば、「office-gaga.net」のドメインからメールが届くように設定してくださいね!!

ABOUTこの記事をかいた人

■略歴 1977年11月28日宮崎県宮崎市生まれ。宮崎市在住、3児の母。看護師。 糖質制限に出会いその効果を実感し、糖質制限にどっぷりはまる。 その魅力をかみ砕いて、よりわかりやすく、多くの方に伝えることに使命感を感じ、2015年4月に熱血ナースMrs.GAGAとしてブログを開始。テンポよく、楽しく読める記事に「おもしろい」「わかりやすい」「ためになる」と好評。 ■著書 『糖質オフのススメ!』(2016年10月発売)(2017年1月1日時点で5000冊完売) ■主な講演テーマ  糖質制限初級編  糖質制限中級編  一日集中熱血講座