昨今、企業間のコミュニケーション手段は、メールの他、クラウドやコラボレーションツールの普及により多様化してきています。また、標的型に代表される外部からのサイバー攻撃も巧妙化され、不正プログラムの感染・情報搾取経路の多様化も進んでいます。キヤノンITSは、こうした多様化から、企業に甚大な被害をもたらす情報漏えいには、ユーザーが利用するツールや環境を選ばない対策が必要と考えます。このたび、メールフィルタリングソフトのブランド「GUARDIANWALL」を、Webやクラウド等も含む、総合的な情報漏えい対策を提供するソリューションの統一ブランド「GUARDIANWALLシリーズ」へ一新します。新しくなった「GUARDIANWALLシリーズ」は、クラウド化やサービス化などの環境変化や、新アーキテクチャーへの対応、他社との共同技術提携など、より柔軟なソリューションの提供が可能なラインアップへ進化しました。第一弾としては、従来から提供していた、一般企業向け「GUARDIANWALL」と、クラウド事業者向け「GUARDIANWALL CloudEdition」を統合した、「GUARDIANWALL Mailファミリー」を2017年3月27日より提供開始します。「GUARDIANWALL Mailファミリー」は、統合によりコア技術である情報漏えい対策機能のニーズへの即応性を向上し、時代に即した情報漏えいや誤送信対策、外部からの攻撃対策、メールアーカイブ機能を、企業の規模や環境を問わない提供を実現します。< GUARDIANWALLシリーズ ラインアップ > 一般向け 仮想アプライアンス版 ライセンス
製品名 | 価格(税別) | 提供開始日 |
GUARDIANWALL MailFilter | 405,000円(100ユーザー) | 2017年3月27日 |
GUARDIANWALL MailConvert | 204,000円(100ユーザー) | 2017年3月27日 |
GUARDIANWALL MailArchive | 477,000円(100ユーザー) | 2017年3月27日 |
GUARDIANWALL MailSuite | 774,000円(100ユーザー) | 2017年3月27日 |
※1 株式会社富士キメラ総研「2016ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」より また、「GUARDIANWALLシリーズ」は、より広い領域の情報漏えい対策を提供していくために、キヤノンITSが強みとしている技術以外は積極的に国内外のベンダーと共に〝共創″を進めることでソリューションを連携させ、ラインアップを順次拡充していきます。キヤノンITSは、「GUARDIANWALLシリーズ」を中核としたセキュリティ事業で2020年に売上高100億円を目指します。今後も、時代と共に進化し続け、お客様のコミュニケーションを守る、総合情報漏えい対策ソリューションを提供していきます。< GUARDIANWALL Mailファミリー 製品詳細 >GUARDIANWALL MailFilter・18年におよぶメールフィルタリングソフト開発のノウハウを活かしたルール定義の柔軟性に加え、操作性の向上を両立。ユーザーの業務要件にマッチした、メールの誤送信、メールからの情報漏えい対策を実現します。GUARDIANWALL MailConvert・添付ファイルの自動暗号化と、宛先アドレスの強制Bcc変換により、万が一のメール誤送信時の被害を無効化もしくは大幅に低減します。適用条件も「誰から・誰への・どのようなメール」を対象とするかを本製品単独で柔軟に設定可能です。GUARDIANWALL MailArchive・メールの保存・検索といった基本機能に加え、上長によるメールの事後監査や、ExchangeやOffice365と連携するジャーナルメールへの対応など、充実した機能を備えています。またemlファイルの取り込み機能も備え、他社アーカイブ製品からの乗り換えも容易になります。GUARDIANWALL MailSuite・GUARDIANWALL MailFilter、GUARDIANWALL MailConvert、GUARDIANWALL MailArchiveの機能を全て利用可能な統合版製品です。各製品共通機能・機能別の上記製品を自由に組み合わせてコスト削減、また将来の拡張も可能です。・直感的な操作が可能なユーザーインターフェイス。・人事情報連携機能により、人事異動や組織改変のたびに必要なルールなどの設定を自動更新しメンテナンス負荷の大幅低減を実現します。 < GUARDIANWALL Mailファミリー その他特長機能 >マルチテナント対応一つのシステムで複数のテナント(企業)のメールセキュリティ対策を実現。統合管理による運用負荷の低減や、システムリソースの効率利用によるコスト削減に貢献します。セキュリティ面も、フィルタリング設定や各種ログ・アーカイブデータは、テナント毎にセキュアに管理できるよう配慮されています。大規模企業においてグループ会社も含めた統合管理や、サービスプロバイダーにおけるメールセキュリティサービスのプラットフォームとして大きな効果を発揮します。
マルチリンガル対応メール検査処理をUnicode対応し多言語のフィルタリングを実現。ビジネスのグローバル化に伴い増えている多言語のメールも、本文や添付ファイル内※2を含むキーワード検査が可能です。今回、英語・中国語(簡体字)・タイ語・日本語に対応し、順次ニーズに応じ対応言語を拡張していきます。従来製品で要望の多かったユーザーインターフェイスの日本語/英語表示を標準実装。設定画面を含む全画面の日・英対応に加え、英語版マニュアルも完備していますので、海外拠点の現地スタッフによる管理・運用も実現できます。
※2 対応ファイル形式は、Word、Excel、PowerPoint、Visio、PDF、一太郎、テキストファイルです。パスワードロックがかかっているファイルは対象外となります。マルチ構成対応最少1台のサーバー構成から、一部機能の冗長化、全体冗長化、大規模メール流量対応など、お客様規模やシステム運用要件に合わせて様々な構成が柔軟に選択可能です。またサーバーリソースが不足した場合もサーバーを追加し、容易なスケールアウト※3を実現します。※3 冗長化構成部に限られます<GUARDIANWALL Mailファミリー提供価格>一般向けライセンス(契約期間1年・初年度価格)
アカデミック・ガバメントライセンス(契約期間1年・初年度価格)
・ユーザー数は、GUARDIANWALLを経由してEメールを送信もしくは受信される人数分をご購入ください。 (連結対象の関連会社様まで同一ライセンスでご利用いただけます)・初年度価格には、初年度1年間の使用許諾権と、バージョンアッププログラム提供ならびに電話・E-mailによるユーザーサポートが含まれます。・2年目以降継続し使用される場合は更新が必須となります。更新価格は、初年度の半額となります。・本ソフトウェアは、インストールし使用するサーバー台数には制限はございません。・アカデミック/ガバメント向けライセンスをご購入いただけるお客さまは以下の通りです。< アカデミック>文部科学省認可の学校法人および文部科学省が法で定める、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校、専門学校、高等専門学校、短期大学、大学、教育センターおよび教育研究所、生涯学習センター、在外日本人学校など厚生労働省所管の保育園、雇用能力開発機構所管の職業訓練校、各省庁所管の大学校、厚生労働省所管のポリテクセンター教育庁および教育委員会などが契約窓口になり、傘下の教育機関に配布する場合※ 下記のお客さまは対象外とさせていただきます。一般向けライセンスをご検討ください。理容学校、美容学校、調理師学校、パソコン教室、塾、予備校、語学教室、財団法人、社団法人、宗教法人、医療法人など<ガバメント>憲法または法令によって定められた以下の機関・行政機関 ・立法機関(国会) ・司法機関(裁判所) ・中央銀行 ・地方公共団体(普通地方公共団体および特別地方公共団体)※ 下記のお客さまは対象外とさせていただきます。一般向けライセンスをご検討ください。 財団法人、社団法人、宗教法人、医療法人、政党、農業協同組合、労働組合など