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mi-mollet(ミモレ)
「読みやすさ」を上げるポイントの一つに「見た目」があります。文章の上手い下手、構成力などの前に、記事をパッと見て読むか読まないかを決める判断材料になりうるのが「見た目」です。読みやすいビジュアルにする適切な文字量、改行、行間について解説します。【画像】イラストで見る「WEB文章術」のコツ
スマホの記事は「読む」より「見る」
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タイトルやSNSでシェアされていたコメントを見て、面白そうと思って記事を開くと、文字がビッシリ上から下まで埋まっていたらーー「あぁ、ちょっと今すぐ読むの無理かも」と思って閉じ、「あとで読もう」なんて思いながらつい忘れてしまうことがよくあります。 お金を払って手に入れてじっくりページをめくる書籍や雑誌の文章に比べて、スマホで見る無料のWEB記事は「読む」より「見る」に近いですね。ざっとスクロールしたときに読みやすそうと思ってもらえる見た目に整えることで、直帰(引き返し)や途中離脱を防ぐことが重要です。 雑誌や書籍を作る場合は、エディトリアル・デザイナーと呼ばれる“読ませるデザインのプロ”の手が入っていることがほとんど。豊富な経験とセンスをもとに、効果的な写真と文章の配置や最適な余白を設計してくれます。しかしWEBの場合は、書き手が「ビジュアル」も整えることが多いですよね。写真や見出しの入る位置、改行や行間のとり方なども。スマホで読まれる文章はビジュアルが重要なうえに、そのデザインも書き手が考えないといけない……。書き手の負荷が大きすぎるよ~といつも思いながら記事を作っています。今日は「ミモレ」のルールをベースに、「読みやすさ」を重視した見た目を整えるポイントを解説していきます。
最適な文字数は「何分もらう覚悟があるか」で考える
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「WEB記事は何文字くらいが最適ですか?」とよく聞かれます。「掲載メディアの特性や内容によります」というのが最終的なお答えなんですが、そう言われても困ると思うので「ミモレ」の目安をご紹介します。◆エッセイやブログ、写真メインの美容・ファッション記事→800~1500文字くらい◆文章メインの情報記事、ハウツー記事→1500~2500文字くらい◆分析記事、人物インタビュー記事→2500~3000文字くらいとお伝えすることが多いです。1記事がそれより長くなりそうな時は、前後編や3本立てなどに分けることもあります。 「最適な文字数」は、メディアやブログのコンセプトにも関わってきます。速報性や手軽さを重視するなら短めに、独自の深い分析やストーリー性を重視するなら長めになります。「ミモレ」はわりと文字数の規定がゆるやかですが、発注者から厳密な字数指定がある場合もあるでしょう。SEO(検索最適化)の視点で、何文字以上と言われるケースもあると思います。Google等のサーチエンジンの検索表示アルゴリズムの変更によって、文字数が多いほうが有利・不利などの基準も変わる可能性があります。何文字以上あるいは以内に書いておけばいいという絶対の正解はないんです。
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