やじうまWatch
2021年10月5日 06:00
過去のウェブページを収集、保管する「Wayback Machine」のパロディサイトが登場した。25年後の未来が見られるという触れ込みのこのサイト、なかなか怖い内容だと評判だ。
これはInternet Archiveが25周年を記念して自ら作成したサイトで、その名も「Wayforward Machine」。現在から25年後にあたる2046年のインターネットにアクセスできるという設定で、現存するURLを入力すると、未来チックに改められたウェブページが表示される……と思いきや「このビジネスサイトは巨大になりすぎて2029年に独占委員会に違反とされたためすでに存在しません」「このサイトには思考犯罪にあたる情報が含まれています。管理者は出頭して下さい」「このコンテンツの著作権は200年延長されたので表示できません」などとメッセージが表示されて閲覧を拒否されるほか、画面の片隅には「かつてインターネットが誰からも検閲されることなく自由にアクセスできたのを覚えていますか?」といった、未来が監視社会になっていることを匂わせる呼び掛けがポップアップ表示される。もしかすると本当に25年後のインターネットを表しているかもしれないこのサイト、入力するURLによって異なるメッセージが表示されるので、束の間のディストピア感を体験しつつ、自由なインターネットを推進する同団体の主張に耳を傾けてみてはいかがだろうか。