- Activeトップ
- 企業ユーザーが知りたい!Office365の疑問30
- 解約するユーザーのOneDriveのファイルを残すには?
Part3 情報共有編
齊藤 貴之=日経NETWORK出典:日経NETWORK 2016年4月号p.51(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)【Q29】解約するユーザーのOneDriveのファイルを残すには?
A.解約前に管理者がローカルなどにコピーしておく
従業員が退職したときにはOffice 365のアカウントを解約する。しかしそのユーザーのメールや業務で使っていたファイルを残しておきたい場合があるだろう。ファイル共有やメールサービスをオンプレミス環境で提供していたときとは違い、アカウントを解約すると、アクセスできなくなる可能性がある。管理者は、解約前にいくつか作業しておく必要がある。
クラウドストレージのうち、OneDriveのファイルは個人用のディスクスペースなので、解約するとアクセスできなくなる。データを残す場合は、解約前に、OneDriveへのアクセス権限を管理者に付与して、データを別サーバーやローカルなどにコピーしておくとよい。ただし管理者であっても、OneDriveからOneDriveへのファイルのコピーはできない仕様になっているので注意が必要だ。
メールは、Q17で紹介したメールアーカイブを利用する。Exchange Onlineのアーカイブには、コンプライアンス機能として、訴訟などに備えたメール保存機能が備わっている。この機能をあらかじめ有効にしておけば、解約後も管理者がアーカイブされたメールを検索できる。
この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です
日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。