ソースネクストは6月15日、リモート会議向け製品の新ブランド「KAIGIO(カイギオ)」を展開すると発表した。
KAIGIOは「会議を、変えよう」を合い言葉に、会議のためのハードウェア・ソフトウェアを提案するブランド。リモート会議に関連したソフトウェアやIoT製品をラインアップし、複数の言語が行き交うグローバルな会議も視野に入れているという。
なお、6月15日より、リモート会議専用機「KAIGIO MeePet」、会議室カメラ用ソフト「満面KAIGIO」、リモート会議アーカイブソフト「全録KAIGIO」の販売・予約受付を開始する。
日本初、Zoom SDK利用のリモート会議専用機「KAIGIO MeePet」
KAIGIO MeePetは、日本初のZoom SDKを利用したリモート会議専用機。6月15日から予約受付を開始する。発売は8月18日。価格は2万9700円(税込)。
カメラやマイク、スピーカーなどを別途用意する必要がなく、Wi-Fiまたは、LANケーブルでネットに接続し、タッチパネル操作で会議IDとパスワードを入力すればすぐ会議に参加できるのが特徴。
対応するリモート会議システムは、Zoom、Microsoft Teams、Webex Meetingsの3種類。
また、Outlookのアカウントを連携すれば予定表を読み込み、会議予定を表示可能。1〜15分で設定できるアラーム機能も利用できる。
リモート会議専用機「KAIGIO MeePet」予定ごとにZoomやMicrosoft Teams、Webex Meetingsの会議が混在していても、共通の参加ボタンからそれぞれの会議に参加できるという。
HDMI出力にも対応し、外部モニターなどへの出力も可能。Bluetoothを利用したヘッドセット接続にも対応する。
搭載するカメラの画素数は500万画素(広角110度)。AIが人物を認識し、グリーンバックなしで背景を変更できる「XSplit VCam」のバーチャル背景エンジンを搭載。なお、背景画像は、100万種類以上の写真素材から検索できるほか、USBメモリ/HDDからの読み込みも可能。
サイズは、幅213.63mm×厚み108.88mm×高さ163.93mm。重量は966g。メモリ容量は、ROM 16GB/RAM 2GB。バッテリー容量は、5000mAh(利用目安は、Zoom会議で約1時間30分から2時間程度、スリープモードを解除したメイン画面の待機状態では4時間程度)。外部接続は、イヤフォンジャック(4極ステレオミニプラグ)、有線LAN、HDMI×1、USB Type-A×2、USB Type-C×1(充電専用)。
既存のカメラで出席者をクローズアップ--映像自動分割ソフト「満面KAIGIO」
満面KAIGIOは、日本初のWebカメラ映像自動分割ソフト。ダウンロード版とパッケージ版が用意され、ダウンロード版は8月26日、パッケージ版は10月6日に発売する。いずれも、予約は6月15日から開始。価格は、税込1万9800円。
同ソフトは、AIによる顔認識テクノロジーにより、リモート会議の出席者をクローズアップし、最適な見え方に調整できるのが特徴。
具体的には、独自のAI顔認識エンジンを用いて、人物を自動でクローズアップ表示可能。さらに、会議室にいる人数や配置に合わせて、自動で最適な画面に切り替わり、人物が移動しても自動追尾する。
人物だけでなく、場所の指定にも対応し、ホワイトボードや商品などを固定して映すことも可能だ。
対応するリモート会議システムは、Zoom、Microsoft Teams、Webex Meetingsの3種類。Skype、Google Meetなどへの対応も予定する。
Zoom会議を自動録画--「全録KAIGIO」
全録KAIGIOは、日本初のZoom会議を自動録画するソフト。ダウンロード版とパッケージ版が用意され、ダウンロード版は6月15日から発売。パッケージ版は7月30日に発売する(予約は6月15日開始)。価格は、9900円(税込)。
Zoomの会議は自動で録画。その他の会議システムも、ワンクリックで録画を開始同ソフトは、Zoom会議が開始されると自動で録画を開始。操作が不要なため、録り忘れの心配もないという。また、PCモニターに映った映像と音声をそのまま録画して圧縮保存するため、PCを介したリモート会議なら何でも録画できるという。
会議システムに標準でついている録画機能は、参加者が使用する際には会議主催者(ホスト)への申請が必要な場合があるが、同ソフトは独立しているため、参加者の意志で録画が可能(著作権などで保護される画面は録画できない)。
自動録画をONにしていれば、会議終了後に録画内容のスクリーンショットが自動生成自動録画をONにしていれば、会議終了後に録画内容のスクリーンショットが自動生成され、会議中に映された資料などもすぐに確認できる。手動でのスクリーンショット撮影にも対応する。簡易編集機能も搭載し、動画のカットやトリミングに対応する。