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すでにノートPCを「Windows 11」にアップデートした人や、最初からWindows 11がインストールされていた新製品を手に入れた人もいることだろう。こうした新しいソフトウェアには初期不良やバグの発生がつきものなので、現時点ではバッテリーのもちがよくないという人もいるかもしれない。だが幸いなことに、工夫次第でバッテリーの持続時間を延ばすことも可能だ。Windows 11で新しく登場した方法もあれば、Windows 10から引き継がれた方法もあるが、いずれも効果は期待できる。勤務時間外に届く「仕事の通知」から生活を守るために、いま変更すべき3つの設定
1.ソフトウェアを常に最新の状態にする
OSを常に最新の状態にしておくことの大切さは、いくら強調しても足りない。Windows 11のように新しいOSの場合は特にそうだ。OSのアップデートには、セキュリティ上の欠陥の修正やパフォーマンスの向上、新機能の追加のほか、ソフトウェアの動作を効率化することで消費電力を抑える役割もある。これはバッテリーの持続時間の改善という目的に不可欠な要素だ。Windows 11の「設定」から「Windows Update」に進むと、ダウンロード可能な更新プログラムがあるか確認できる。もしあれば、ダウンロードとインストールを開始しよう。総じてWindows 11ではアップデートの作業が自動的に実行されるが、「Windows Update」にある「その他のオプション」の「詳細オプション」を選べば、更新まわりの設定を変更できる。更新プログラムのインストールを許可するタイミングのほか、アップデートに関するさまざまな設定はこの画面で実行しよう。
2.バッテリー節約機能を使う
Windows 11には独自の「バッテリー節約機能」が備わっている。「設定」画面を開き、「システム」から「電源&バッテリー」に進むと見つかるはずだ。バッテリーの使用状況や設定を知りたいときはここを確認する。「バッテリー節約機能」では、節約機能が自動的にオンになるタイミングを設定できる。例えば、バッテリー残量が20%になったらバッテリー節約機能を自動的にオンにするといった具合だ。Windows 11では節約機能がオンになるとメールやカレンダーのような機能の同期スピードを落とし、使用していないアプリの動作を制限する。
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