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Microsoftが提供するPC向けOSのWindows 10は、ユーザーに通知なしで勝手にPCを再起動し、Officeアプリを勝手にインストールしてしまうと海外メディアのThe Vergeが指摘しています。Microsoft is automatically installing Office PWAs for some Windows 10 users: Report | ZDNethttps://www.zdnet.com/article/microsoft-is-automatically-installing-office-pwas-for-some-windows-10-users-report/Microsoft just force restarted my Windows 10 PC to install more unwanted apps - The Vergehttps://www.theverge.com/2020/10/17/21520315/microsoft-install-office-pwa-web-app-without-permission-update-word-powerpoint-excelThe Vergeの記者であるショーン・ホリスターさんが夕食のために自身のPCから数時間離れて戻ってきたところ、Windows 10が許可なくPCを再起動していたそうです。その理由は、強制的にOSのアップデートをインストールするためで、アップデートが終わるとWindows 10にはウェブアプリ版のWord、PowerPoint、Excel、Outlookがインストールされていたとのこと。
ホリスターさんはPCにOfficeアプリをインストールしたことは「一度もない」とのことですが、それらがいつの間にかPCにインストールされてしまっていたというわけ。これについてホリスターさんは「MicrosoftはWindowsのスタートメニューを無料の広告スペースとして使用している」と非難しています。アップデート後のスタートメニューに並ぶOfficeアプリ
勝手にインストールされたアプリのショートカットは、実際にはOfficeアプリの完全版ではなく、ウェブブラウザ版へアクセスするためのショートカットだったそうです。つまり、ユーザーをOfficeアプリへ誘導するための広告として、Microsoftがアプリのショートカットをスタートメニューに勝手に追加しているとホリスターさんは指摘しています。ホリスターさんは「これはMicrosoftがPCの所有者を尊重していないことを示す最新の例であり、Windows Updateにブロートウェアを含む好きなものをインストールする最新の事例であり、MicrosoftはPCが突如シャットダウンしたせいで仕事を失う可能性がある人の存在を考えていないということです」とコメント。実際、Twitter上ではPCが突如再起動したせいでそれまでの作業が消えてなくなってしまったと報告しているユーザーもいます。
なお、テクノロジー系メディアのZDNetは、Windows 10の強制再起動&Officeアプリの強制インストールは「Windows Insiderプログラムに参加している一部のユーザーにのみ行っている実験プログラム」と指摘しましたが、ホリスターさんはWindows Insiderプログラムに参加していないため、すべてのWindows 10ユーザーに起こる可能性があると指摘しています。
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in ソフトウェア, Posted by logu_ii
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