TVアニメ化が決定し、話題沸騰の新公道最速伝説『MFゴースト』。その世界観を、現実世界で再現する『ヤングマガジン』のスペシャル・プロジェクト「MFGコンセプト」が2022年度も継続決定しました!! マンガ作中に登場するレース「MFG」のレギュレーションにトヨタ新型GR86で参戦し、勝負できる仕様を想定して実車をチューニング。本稿ではトヨタ新型GR86の魅力と本プロジェクトのために用意された珠玉のチューニングメニューを紹介いたします。
写真:井上誠構成:ベストカー編集部・ヤングマガジン編集部
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【画像ギャラリー】今年もやります実車企画!! 「MFGコンセプト2022」を画像で一気にチェック!!(17枚)画像ギャラリー■「MFG」で勝負できるGR86チューニングとは?
この「MFGコンセプト」は、2019年から開始された大人気連載中の『MFゴースト』と実車をクロスさせた、マンガとリアルを結ぶプロジェクト。
発売されたばかりのトヨタGR86をベース車両に投入し、プロジェクト・アドバイザーに、ハチロクをこよなく愛する「MAX織戸」こと、レーシングドライバーの織戸学選手を招聘。プロジェクト・パートナーとしてST(エスティ)、小倉クラッチ、フックス、ブリッド、プロジェクト・ミュー、横浜ゴム、レイズの7社が参加し、作中の舞台となるモータースポーツイベント“MFG”のレギュレーション※1である“グリップウエイトレシオの均一化”に則った、純正タイヤサイズ※2を活かしきるチューニング・メニュー※3を開発した。そして、カスタマイズの相談はGRガレージで受け付ける、という座組はこれまで同様だ。
ストリートからサーキットまでカバーする、86らしく速く・86らしく楽しい、ワクワク感に満ち溢れた「GR86MFGコンセプト2022」が完成した。以下、このコンセプトカーのチューニング意図や『MFゴースト』の魅力を、織戸選手にじっくり伺った。
※1 重いクルマほどファットなタイヤを履けるという「グリップウエイトレシオの均一化」がMFG唯一のレギュレーション。※2 GR86(RZグレード)の純正タイヤサイズは、215/40R18である。作中の「86」がこの純正サイズを履いているのかどうか、今はまだ明らかにされてはない。むやみにタイヤサイズを太くすることができない作中レギュレーションから、純正タイヤサイズを「GR86MFGコンセプト」では採用している。※3 『MFゴースト』自体が近未来のストーリーのため、作中の「86」と「GR86MFGコンセプト2022」が同じアフターパーツを使用しているとは限らない。作品“世界観”にインスパイアされたチューニングをメニュー化している。
速くて楽しい、作品に通じるワクワク感!MFGで勝負できる新型GR86チューニングとは
ヤングマガジン(以下、ヤンマガ)/デモカーが無事完成しました!
織戸学(以下、織戸)/完成したね~。GR86の入庫スケジュールが厳しかったから、ヒヤヒヤしたよ。
ヤンマガ/たび重なるリスケジュールに対応していただき、ありがとうございました。
織戸/思い入れのあるプロジェクトだったから、全然問題なし!
ヤンマガ/織戸さんは、元々『MFゴースト』の愛読者だとか……?
織戸/まぁそうなんですが、実は、しげの先生の作品は『バリバリ伝説』を連載時から読んでまして、クルマの前にバイクで峠を走りに行ったのが、モータースポーツの世界に入るキッカケになってます。そして、『頭文字D』で出てくる路肩を使った走りも、実際やってましたよ。もちろんマンガだからファンタジーな要素もあるんですが、理論的に正しいことも多く、本当にワクワクしました。『MFゴースト』というよりも、しげの作品全体の大ファンです。一昨年、プロジェクト・アドバイザーのオファーを受けた直後に、しげの先生と箱根でバッタリ会い、ご挨拶させていただいたのですが、ちょっと運命めいたものを感じましたね。
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