ランクル5年にGクラス2年! 発売から3年経つジムニーもいまだ1年! 人気車を襲う「凄まじい納期遅延」が解消されない事情 | 自動車情報・ニュース WEB CARTOP
半導体やパーツ不足で納期遅延回復の見込みはまったく見えない
今は新型コロナウイルスの影響による半導体、ワイヤーハーネスなど各種パーツの供給不足により、新車の納期が全般的に遅れている。とくに深刻なのが、もともとの供給体制が受注台数に対して不足している車種だ。
筆頭に挙げられるのはランドクルーザーで、販売店は以下のように述べた。「メーカーのホームページには、納期は2年以上とされるが、実際はさらに長い。受注は可能だが、納期に関して返答はできず、3年から5年を要する可能性も高い」。
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ジムニーも納期が長い。2018年の発売以来、納期は一貫して約1年を要する。ちなみにジムニーの届け出台数は、2018年の発売直後は1カ月平均で約1900台だったが、2021年1〜10月の平均はコロナ禍の影響を受けながらも3000台を超える。つまり、発売当初に比べると増産しているが、それでも納期は縮まらない。
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販売店では、「ジムニーの人気は根強く、以前に比べると1カ月当たりの届け出台数を増やしているのに、納期は全然縮まらない。次々と注文をいただいている状態だ」という。
ヴェゼルも納期が長い。販売店によると「e:HEV Zは5〜6カ月。最上級のPLaYは納期が1年に達したので、今はメーカーへの発注を中断している」という。
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納期が遅びた理由も尋ねた。「コロナ禍の影響もあるが、ここまで売れ行きが増えることをメーカーが予想できなかった。とくにPLaYは人気が高い。また、ヴェゼルの生産を鈴鹿製作所に移したことも、納期が延びている理由だと思う」。
以前のヴェゼルは狭山工場で生産されていたが、この工場は2021年度末に閉鎖される。そこでステップワゴンは寄居工場に移すが、ヴェゼルはすでに鈴鹿製作所で生産を行っている。
ただし鈴鹿では、N-BOXを始めとする軽自動車のNシリーズやフィットも生産され、以前から過密な状態にあった。そこにヴェゼルまで加えたから、納期が遅延していると販売店は見ている。
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