『エル プラネタ』(C) 2020 El Planeta LLC All rights reserved
Gucci、Forbes、テート・モダンが熱視線を送る新進気鋭のアーティスト、アマリア・ウルマンの監督デビュー作『エル プラネタ』より、予告編とポスターが解禁となった。2014年にInstagramとFacebookでミレニアル世代の“リアル”と“虚構”を鋭く描いたパフォーマンス・アート「Excellences & Perfections」で一躍時代を象徴するアーティストとなり、「グッチ(Gucci)」のクリエイティブデジタルプロジェクト「#GucciGram」に起用され、Forbes30 Under30(「世界を変える30歳未満」30人)に選出されるなど、その端正なルックスとファッションセンスを生かした作品を発表し脚光を浴びるアマリア・ウルマン。本作は、彼女が監督・脚本・主演・プロデュース・衣装デザインをつとめた初長編監督作品だ。サンダンス国際映画祭でのプレミア上映や釜山国際映画祭フラッシュフォワード部門に選出されなど、各国の映画祭を席巻。さらに今年開催された第78回ヴェネチア国際映画祭では、アマリア・ウルマン自身が新人監督部門審査員に異例の大抜擢を果たした。この度、映画界のみならずアート界、ファッション界からも注目を集める本作の予告編が解禁となった。映像は 「この靴って返品できるよね」「SNS用に写真を撮って返品しよ」との母娘の会話から始まる。主人公・レオを演じるアマリア・ウルマンと、自身の母親アレ・ウルマンとの共演シーンを中心に、電気を止められるまでに破産寸前でも着飾って過ごす彼女たちの日常とその裏側が垣間見える内容となっている。さらに併せて解禁となったポスターには、「みんな、飾って生きている」のコピーとともに憂いを帯びた表情のレオ(アマリア・ウルマン)の姿が。奥行きを感じさせる構図にモノクロの陰影が生える、アート作品のような1枚となっている。テート・モダンやホワイトチャペル・ギャラリーにアーカイブされるなど、いま目が離せないアーティスト、アマリア・ウルマン。その初期衝動が詰まった、大注目の一作だ。『エル プラネタ』は2022年1月14日(金)より渋谷 WHITE CINE QUINTO、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
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