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GoogleがChromeのCookieの詳細を管理するページを廃止し、単純な「削除」のみが行えるページに一元化しようとしていると、アプリ開発者のジェフ・ジョンソン氏が報告しています。Google Chrome to remove detailed cookie and site data controlshttps://lapcatsoftware.com/articles/chrome-cookie.html2021年8月頃、ジョンソン氏は「macOS 10.14.6でChromeのバージョン92.0.4515.107を使用して『すべてのCookieとサイトデータ(chrome://settings/siteData)』を開こうとすると、読み込みに数分かかる」というバグを報告。Chromeのバージョンを91に戻すと解決するため、バージョン92固有のバグであると指摘しました。
Chrome開発チームはバグの原因を突き止めようとしていますが、その過程で「すべてのCookieとサイトデータ」ページを削除し、サイトに保存されている権限とデータを表示する「すべてのサイト(chrome://settings/content/all)」に一元化するというコメントをバグレポートに残しました。しかし、ジョンソン氏は一元化によりCookieの詳細の確認ができなくなると指摘しています。「すべてのCookieとサイトデータ」と「すべてのサイト」は、ぱっと見の一覧表示は似ていますが、できることは異なります。「すべてのCookieとサイトデータ」の一覧表示はこんな感じ。
個別のサイト情報をクリックすると、Cookieやデータごとに削除が可能です。
一方、「すべてのサイト」も一覧表示はほぼ同じ。
しかし、複数のCookieが存在しても「データを削除」しか選べず、特定のCookieだけ削除することはできません。
ジョンソン氏は、この変更はサイトストレージの統合バージョンの実装の際に発生したバグに起因する可能性があると指摘。該当のバグレポートの最初のコメントに「Issue1238756の実装バグ」とありますが、Issue1238756は一般のユーザーに対し非公開であり、開発チームが誤ってバグレポートで情報を漏らしてしまったものとジョンソン氏は推測しました。ジョンソン氏は「私の知る限りこの変更に関しての公開討論は行われていません。私見ですが、歓迎される変更ではありません」と述べました。
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in ソフトウェア, Posted by log1p_kr
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